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カイロプラクター

姿勢が悪いと見た目が悪いばかりではなく、下腹がぽっこりしてきたり、下半身が太くなったりと美容面においてもデメリットがあります。
さらに、肩こりや頭痛などといった症状を引き起こす原因にもなります。

姿勢の改善や体の痛みを改善する方法の一つに、カイロプラクティックがあり、整体やマッサージなどと混同してしまうがちですが、全く異なるものです。

その違いはどのようなものなのでしょうか?
ここでは、カイロプラクティックを行うカイロプラクターの仕事について紹介します。

カイロプラクティックとは?

カイロプラクティックは、薬や手術などをすることなく、生活習慣の中で生じた骨格のゆがみなどを発見し、手を使って整えていく施術です。
カイロプラクティックの効果は、曲がった背骨をまっすぐにすることではなく、神経圧迫を改善し、その結果自然治癒力によって、ゆがみが改善されるというもの。
首の痛みやコリ、頭痛、膝の痛み、さらには自律神経の症状や胃、腸、子宮などさまざまな症状を改善させることができるのです。

カイロプラクティックは世界100ヵ国以上で行われている施術で、発祥地であるアメリカでは、カイロプラクターは医師と同等とも言われています。

資格を取得するには、医学部と同等の勉強をし、哲学やテクニックを学びます。
カイロプラクターの資格は難易度が高く、合格するとD.C.(ドクター・オブ・カイロプラクティック)という称号をもらうことができます。

日本においてもカイロプラクティックはたくさんありますが、技術や施術内容、理念などはさまざまで、アメリカのように医師と同等のステイタスがある、とまでは認識されていないのが現状です。
もちろん、日本でもカイロプラクティックを本格的に学ぶことは可能ですし、施術をすることで受けた人の体や気持ちが楽になる、というやりがいを感じられる仕事です。

カイロプラクターになるには?

カイロプラクティックは、世界で法制化されている国が約40ヵ国あります。
日本では法制化されていないので短時間で取得することも可能ですが、本格的に学ぶことを希望するなら、WHO(世界保健機関)の教育基準として、4年以上の全日制の教育機関で4200時間以上の授業を受け、単位を取得する必要があります。

その教育は医学部同様の科目を含み、医学的知識、臨床知識、カイロプラクティック学を身に付けます。
時間をかけて、医学やカイロプラクティックの哲学や科学、技術を学ぶ必要があるのです。
このような勉強をして資格を取得することで、循環器系や内臓系などの疾患を識別できるようになり、より正確な施術をすることができます。

日本においてもそういった内容を学べる環境が整っている学校がありますので、本格的にカイロプラクターを目指す場合は、しっかりと勉強することが望ましいでしょう。

カイロプラクターの独立

資格を取得し、たくさんの患者さんの治療を行っていけば、それだけカイロプラクターとしての経験を積むことができます。
その後、独立して自分のカイロプラクティック院を開業することも可能です。

しかし、その場合には資金はもちろん、自分の医院の経営者としての自覚を持たなければいけません。
また、少しでも多くの患者さんに来てもらうためにも、自院のホームページを作ったりして存在をアピールしていく必要があります。
診療方針や施術の詳細などを載せるためには、それなりに治療についての知識が必要となります。

ただ開業するだけではなく、色々な角度から独立ということを考えて、対策を行っていかなければいけないのです。