選手生命にもかかわる重大事
スポーツ選手に一生ついて回るといわれるのが、このスポーツ障害と呼ばれるものです。
なにか障害の名前のようにも見えますが、そういう性質のものではなく、一般的にスポーツで起きる外傷の総称と言えます。
なぜスポーツ選手にとってこれが大事なことなのかといえば、重症になってくるとスポーツ選手生命にまでかかわるものになりえるからです。
何かしら選手は持病を抱えているものですが、それがある一定のレベルを超えてスポーツのパフォーマンスに影響を及ぼすようになります。
すると、引退することになることだって少なくありません。
実際に、スポーツニュースなどで、そう言った選手が引退を宣言すると言うことはよくあることなのです。
もちろん、大げさなものもありますが、ちょっとした障害でもそのまま放置しておけばひどくなるものもありますし、たとえプロの選手でなくても気をつけなければならないのです。
とくに肘や膝、腰といった部位はこうしたスポーツ障害の起きやすいところと言われています。
こう言った部位に異常が出ると、動かしている時に痛みや異常が出るなどすることがあるので適切な処置ができるようにしなければなりません。
スポーツ障害で起こりやすい外傷
スポーツ障害はそういう病名があると言うわけではないことはすでにお話ししました。
しかし、スポーツをする人に共通してなりやすい障害というのが存在しています。
まず代表的な障害としては肉離れがあります。
肉離れは筋断裂に近い症状で、これが生じるとまず強度の強い運動はできなくなります。
一時的なものから長期間運動を難しくするものまで様々です。
ある一定条件と疲労さえあれば誰でも生じる可能性のあるものです。
また、膝や肘についての外傷というのもスポーツ障害では有名です。
特に野球やテニスのように外傷にそのままスポーツの名前が来るくらいです。
それくらい負担のかかる部位がそのスポーツによりけりであると言うことでもあるのです。
選手生命に関わるものなんかになると靭帯損傷やアキレス腱断裂、ヘルニアなどでしょう。
これらの外傷は、簡単に治るものではなく、長期的な治療と場合によっては手術が必要になるものもあるほどです。
とくに立ったり歩いたりすら厳しくなる中でスポーツをするのが難しくなるということが、そのまま選手生命にかかわる理由になってくるのです。
治るまでにすべき処置
スポーツ障害を甘く見てはいけないのは、上記で述べたような選手生命にかかわるためであると言うのが一番の理由になります。
では障害を治すまでにすべき処置はどのようなものなのでしょうか。
症状やその重症度によっても異なるのですが、基本的に重い疾患だとスポーツ自体を行わずに安静にしなければいけないと言うことがあります。
いわゆる安静にすると言うやつですが、障害を甘く見て重症化してしまったりするのは自己責任となります。
ちょっとでも異常のあるところは外科で見てもらうと言うのが何よりも大事です。