スポーツ選手のメンタルトレーニングは必須
スポーツ選手にとって自分の専門種目の技術や体力をつけることは大事なことでしょう。
しかし、スポーツにおいて、ただ身体を鍛えることだけがトレーニングかといえばそうではありません。
身体と一緒に心も鍛えなければベストパフォーマンスを発揮することはできません。
具体的な例を上げて見れば、極端ではありますが本番に弱い人が試合当日にこれまでできなかったパフォーマンスを発揮すると言うことはまずありません。
それどころか、普段の半分の力も出せずにはいたいなんてこともあり得ます。
これはせっかく練習して身に付けた技術や体力が本番で生かせていないと言うことにほかなりません。
以上のように、これまでの練習や技術として体得したものを十分に発揮するためにもメンタルのトレーニングは必須なのです。
もちろん、メンタルトレーニングに見合ったきちんと質量そろった練習が必要なことも忘れてはありません。
スポーツの世界では、天才というだけでは上にはいけないことが多いので、それ相応の練習が必要になることは間違いありません。
プロ選手がメンタルを重視するわけ
メンタルがなぜそこまで重視されていてなお、多くのスポーツコーチはメンタル面に取り組むことが少ないのでしょうか。
実際に学校の部活動やスポーツクラブの練習を見ていても、明らかにメンタルが不足しているのに何のメンタルトレーニングも施していないと言った場合は数多く存在します。
その背景にはメンタルトレーニングが実際的な鍛錬として見えにくいということが挙げられます。
他にもその効果が目に見えにくいことや目の前の技術にばかり目が行ってしまうということもあるようです。
ですが、プロ選手のトレーニングコーチを務める人は、必ずメンタルトレーニングをかします。
それほど、本番のパフォーマンスに普段の力を出すことができるようにするのがプロにおいては生計に直結するからというのがあるのかもしれません。
ですが、部活動であれ何であれ、メンタルを重視していないところはあまりよい結果を残せませんし、何より上達のスピードも違います。
メンタルはどうやって鍛える?
選手が上達を実感するのは、何ができたこれができたと言った場合もそうですが、競技の中で勝つことがやはり一番実感できるものです。
勝たせてあげるための選手にあったメンタルトレーニングを上手にすることは、指導力のよしあしにつながってくるのです。
メンタルを鍛えると言っても選手はそれぞれ個性が違います。
出もその多くが緊張だったり不安だったりで思ったようなプレーができないと言うのが大半です。
本番を想像できるイメージトレーニングを取り入れるのはその最たるものです。
そうしたことをできるだけ緩和できるプログラムを用意してあげることがメンタルトレーニングにとっては重要だと言えるのです。